掲載された内容は取材時のものです。
毎年かわらぬ風味に仕上げること、そこに全精力を尽くす。
長田製茶
長田浩二
茶樹の根は、水分や養分を土壌から吸収するだけでなく、栄養分をいっとき根に蓄える役目もする。
したがって、根と土壌の重要性が高い。
「土づくりが、すべてを左右します」
一面の茶畑を見渡しながら長田浩二さんは言う。
清い水、さんさんと注ぐ陽、それらをしっかり受けとめる担い手である「土」はひとりの茶農家の生きかたの基本のように思えます。
「なんて繊細な味なのだろう」
それがこの緑茶をあじわう人びとのおおかたの評。
いえ、そんな……と謙遜しながら、きっぱり言う。
毎年かわらない風味を作ることに全精力を注ぎます。