若き畜産家 橋本 凌

掲載された内容は取材時のものです。

自分の力量がどれほどか、はたちの青年は日々試している。

若き畜産家
橋本 凌

橋本凌さんは平成五年生まれの若者です。
畜産や農業のいろはを教えてくれたのは祖父だった。
成人式を迎える前に、この道を突き進もうと決心しました。
自分さえやる気になれば答はついてくる。
そういう、とてもわかりやすい世界である気がしたから。
早朝めざめたら、まずおよそ三十頭の牛の世話をする。
自分の朝めしはそのあとだ。
手塩にかける、という上等な営みをあらわす語があるけれど、はたちの若者はすでにそれを体得しています。
牛の世話をし、朝めしを食べたら、つぎは田に出る。
陽が傾くまで働いて、夕方また牛の世話。
中学生のようなその笑顔は、若き日本のちからです。