阿蘇如月窯 冨田英子

連絡先

阿蘇市内牧104
>> 地図を見る

TEL. 0967-32-4403

掲載された内容は取材時のものです。

野の花を活けたい、という初心に帰って。

阿蘇如月窯
冨田英子

二月生まれだから、如月(きさらぎ)窯と名づけた。
きさらぎの語源は、寒さで着物を更に重ねて着る「着更着」説や、草木が生えはじめる月「生更木」説があるといいます。
冨田英子さんの窯は後者が似合う。
大学で社会福祉を専攻し、卒業後ケースワーカーに携わっていた。
そののち、モノづくりへのこころざしが強く、陶芸の道に飛びこみました。
ケースワーカー時代の人生経験は、いま得がたい財産となっている。
土として、阿蘇カルデラ内に堆積した阿蘇黄土(リモナイト)も採用。
邪馬台国の時代から使われていたというこの土は、鉄分を多く含み、独特の風合いを生みます。
「野の花を活けたい、そういう陶器を」
ベテランとなったいまも、つねにその初心に帰ります。