掲載された内容は取材時のものです。
父の知恵と経験、息子の夢と体力。いい仕事が生まれる。
内田農場
内田智也
大学の卒業式の翌日、「おやじがダンプで迎えにきました」
映画のようなシーンで内田智也さんの農業の道のスタートが切られた。
「もちろん、きついこと、しんどいことはあります。でも仕事とはなんでもそうであり、農業だけが特別でないのは言うまでもありません」
世代を超え、地域を超え、夢を熱く語る会に参加し、
「こんなにわくわくする仕事はないと、こころから思いました」
可能性にかける。そのひとつが稲作の原点帰りであり最先端でもある乾田直播だ。
見るからにスポーツマンの若き生産者はまた、「ごはんソムリエ」である。
米の産地や銘柄の知識、炊飯技術や栄養学の知識をもちおいしいごはんを見分けられる専門家(ソムリエ)に認定されているのだ。
「父の知恵と経験を尊敬しています」。
自分は自分の熱意と体力を発揮する。
父と息子が見事にかみあって、広大な畑に日々いい仕事が生まれている。