掲載された内容は取材時のものです。
くつろぐ、ということの質を全員で考えます。
阿蘇プラザホテル
稲吉由紀
天草から嫁いでくるまで、阿蘇には一度も来たことがなかった。
だから、その大パノラマに度肝を抜かれ、圧倒されたという若女将の稲吉由紀さん。
いまではこの景色がすっかり身体にしみわたっている。
「とりわけ外輪山が好きです」
全方位に連なる稜線、夕刻ともなると陽の差しぐあいによって山影がダイナミックに変化し、大自然の叙事詩のよう。
「水田に水が入ると、さまざまな光を反射して美しく輝きます」
眺めているだけで、こころが広がる思いだ。
この宿が大事にしているのはアットホームな時間。
わが家でゆっくり寛いでいる。その、あたりまえの快適さを究める。
そのためには、お客さまの「よかったよ」の評価の中身を、そこに何が凝縮されているかを、いつもスタッフ全員で考えます。