和みの花みち会 大塚國勝・弘子

掲載された内容は取材時のものです。

庭がそのまま道路に躍り出た。

和みの花みち会
大塚國勝・弘子

その道をはじめて歩いて通る人は、おや、どうしてこんなにほのぼのするのだろうと考え、ああそうか、花のせいだ、と思い当たります。
水仙、パンジー、向日葵、サルビア、秋桜、ケイトウ、彼岸花、葉牡丹……
俳句の季語でおなじみの親しみある花々が季節の味わいを謳って道にずらりと並ぶ。
「まるで庭がそのまま道路に出て行ったようですね」
と、うまい言い方で批評してくれた人もある。
弘子さんが退職を機に道路の草刈りからはじめ、やがて花を植え、それが地域全体の運動にまで定着。
環境美化は高く評価され、県知事賞も得た。
「ぼくは草刈り専門ですがね」という國勝さんも活動の中心のひとり。
いずれはみんなが人生の記念の木を植えていく、などの計画も思案中です。