掲載された内容は取材時のものです。
仕事でつらいと思ったことがありません。
阿蘇の司 ビラパークホテル
國米由公江
中学時代は吹奏楽部でトランペットを吹いていた。
「町のなかで練習するとうるさくて近所迷惑なので……」
クラリネットの友だちとお弁当をもって阿蘇山に登り、雲を眺めながら二人で思いきり吹いた。
そんな牧歌的な少女時代を過ごした人が恋をして、嫁ぎ、いま、五岳を借景に建つ大きなホテルの女将に。
國米由公江さんです。
健康温泉クアリゾート・オメールなど、充実した施設のホテルの女将という重職に就いたのは、つい最近。
それまでは現場であらゆることをやった。
メイドはもちろん、風呂のボイラー管理、庭の雑草取りなど、あれこれ。
「楽しくて楽しくてしかたありませんでした」
玄関正面には、ゆるキャラ「ゆっきー人形」。
由公江のゆっきー、ほのぼのと。