若者たちの胸に、熱い自信が育っていく。
阿蘇中央高等学校
後藤至成
これからの農業は、地域を支えなければならない。
コミュニケーションの体験を積んで、地域全体を背負うことができる子を育てることが肝要です。
そう主張するのは、阿蘇中央高校農業科で教鞭をとる後藤至成先生(写真中央)。
「失敗を恐れない、ということを学ばせていきます」
生徒からちょっと煙たがられ、大いに愛されているであろう熱血先生だ。
阿蘇の米の優秀さを全国に示したかったからと出場した「全国農業高校お米甲子園」で金賞二回、特別優秀賞二回の快挙。
生徒たちと粘り強く開発した、白いイチゴ「あその小雪」。
それらは若者たちの胸に熱い自信を育てたにちがいない。
授業は農場、放課後は硬式野球部の監督として毎日グラウンドに立つ。
「こっちの甲子園はまだ実現していませんが」